リターン側自動調芯について / ベルトコンベヤ -25
■ 自動調芯とは
機長の長い黒ゴムベルトコンベヤではコンベヤベルト蛇行防止のため通常自動調芯ローラーを取り付けます。この自動調芯ローラーはとは自動的に蛇行を防ぐローラー式の装置です。キャリア(搬送側)、リターン(戻り側)にそれぞれの規格の製品があります。
■ リターン側自動調芯について
黒ゴムコンベヤベルトの蛇行防止のため、自動でベルトの調整を行う自動調芯ローラーは、リターン側(ベルト戻り側)でも取り付けます。機長の長い黒ゴムベルトコンベアでのJISローラー使用の場合自動調芯の使用は多いものです。通常、自動調芯リターンローラーで通常約15Mおきに取り付けます。キャリア側と比較すると取付間隔が大きくなります。
リターン側の自動調芯は種類が様々ありますが通常使用されるタイプは下記です。
この自動調芯リターンローラーもキャリア自動調芯と同様な動きで蛇行を自動で修正します。1本のピンでリターンローラーを支えます。横のサイドローラーにコンベアベルトが蛇行し当たるとピンで支えられたリターンローラーは旋回します。そしてその抵抗力でコンベアベルトの蛇行を自動に修正します。
参考サイト JRC https://www.jrcnet.co.jp/products/idler/1424
■ 逆押えリターン側自動調芯について
文字通りコンベヤベルトの戻り側を下から支えるのではなく上からベルト押さえつけます。この自動調芯も、1本のピンで3本のローラーを支えています。押さえつけているローラーに対してコンベアベルトが蛇行しようとすると、ローラー全体を回転させようという力が働きます。 そしてその反力でベルトの片寄りを修正します。
特徴について
1)下からの押さえ具合を上下の据付調整位置により修正可能である為、調整能力が高い。
2. リターン側のコンベアベルトの曲がりぐせと合致したローラ角度の為、均等接触して安定して押さえつけるため、調整力がアップする。
3. ローラ面がベルトの裏面に接触する為、ベルト付着物が水分などの悪影響を受けにくい為、スリップ異状が起こりにくく、ローラは長寿命である。
参考サイト JRC https://www.jrcnet.co.jp/
下記写真はネオプレインゴム製のリンバリターンローラーです。このローラー取り付け時はコンベヤベルトはあまり蛇行しません。
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