食品原料の安全と品質を同時に守る連続式蒸気殺菌装置

safestril セーフステリル 装置写真 食品殺菌乾燥 2026.2.23

Safesteril(セーフステリル)とは何か

Safesteril(セーフステリル)は、フランスの ETIA社 によって開発された、乾燥スパイス、ハーブ、穀物、粉体食品原料、ナッツなどの食品原料を対象とした連続式蒸気殺菌・パステリゼーションシステムです。乾燥スパイス、ハーブ、穀物、粉体食品原料、ナッツなどを対象とし、安全性と品質を同時に守るために設計されています。
Safesteril(セーフステリル)は、単なる殺菌装置ではありません。食品原料の「安全の確保」と「品質の維持」という重要な課題を、経験や勘に頼るのではなく、常に同じ条件で処理できる連続式の殺菌システムです。原料は装置内で連続的に処理されるため、毎回同じ条件で殺菌することができます。そのため、処理結果にばらつきが少なく、食品の安全性を確保するとともに、香り・色・風味といった製品本来の価値を守ることができます。
乾燥した食品原料は水分が少ないため安全に見えますが、サルモネラなどの微生物が十分に死滅せず残っている場合があります。一方で、加熱を強めれば安全性は高まりますが、香りや色の変化、有効成分の減少、機能成分の変質などの品質低下が生じる可能性があります。安全を優先すれば品質に影響が及ぶことがあり、品質を守ろうとすれば十分な安全対策が難しくなることもあります。この安全と品質の両立の難しさが、乾燥食品原料の加熱処理における本質的な課題です。
Safesteril(セーフステリル)は、原料を連続的に処理する殺菌システムです。装置内では処理条件が一定に保たれるため、原料を常に同じ状態で処理することができます。そのため、処理結果にばらつきが生じにくくなり、食品原料の安全を確保するとともに、香り・色・風味といった品質を守ることができます。
Safesteril(セーフステリル)は、食品原料の安全と品質を同時に守る連続式殺菌システムです。

品質を守りながら安全を確保する設計

Safesteril(セーフステリル)は、安全性だけを優先する装置ではありません。品質を守ることを前提に原料に適した処理条件を設定し、適切な熱条件のもとで安全性を確保する設計としています。
殺菌では、温度や処理時間の違いによって、香りの低下や色調の変化、有効成分や機能成分の減少が生じることがあります。粉体原料の場合は、粒子特性の変化により、後工程へ影響が及ぶ場合もあります。
Safesterilは(セーフステリル)は、こうした品質への影響をできる限り抑えながら、原料に適した処理条件を設定します。安全と品質を守るための連続式システムです。

処理中装置内 Safestril セーフステリル 2026.2.25


連続式による品質の安定

Safesteril(セーフステリル)は、原料を貯めて処理するバッチ式ではなく、連続式です。原料は一定の速度で装置内を通過し、温度や蒸気条件は常に安定して制御されます。そのため、ある部分だけ加熱が不足したり、逆に過度に加熱されたりすることを防ぐことができます。
処理が安定していることで、仕上がりのばらつきが起こりにくくなります。毎日の生産でも同じ品質を維持できるため、製造現場での確認や管理が明確になります。また、処理内容を根拠として示すことができるため、監査や取引先よりの確認にも対応しやすくなります。
連続式で安定して運転を続けられることが、品質を守り、企業への信頼を支える力となります。


フロー図 safestril セーフステリル 食品殺菌乾燥 2026.2.23


品質を守るための殺菌設計

乾燥スパイスやハーブにとって、香りは製品価値そのものです。粉体原料では、粒子特性が変化すると後工程に影響が及ぶことがあります。殺菌では、温度や処理時間の設定によって安全性は高まりますが、その一方で香りの低下や色調の変化、成分の減少などが生じる可能性があります。安全性を重視するほど品質への影響が大きくなる。この関係は避けられません。
Safesteril(セーフステリル)は、ご要請に合わせて設計される連続式殺菌装置です。必要な安全性を満たしながら、原料本来の特性をできる限り維持することを重視しています。適切な処理条件をあらかじめ定めることで、安全性と品質を安定して維持します。
Safesterilは、安全性を確保しながら品質を守る連続式殺菌装置です。


原料スパイス 粉 no.1 連続式殺菌装置Safestril セーフステリル 2026.2.25


HACCP運用と監査に対応する記録管理

食品の安全管理では、殺菌が適切に行われ、その際の温度や処理時間が適切に管理されていることを明確に示すことが求められます。万が一問題が発生した場合には、そのときの運転状況を確認できることも重要です。
Safesteril(セーフステリル)は、温度履歴や処理条件を記録できるため、処理内容を即座に確認できます。監査対応はもちろん、日常の品質管理においても原因の特定が容易です。
殺菌工程の状況を明確に示すことが、企業への信頼につながります。

操作パネル Safesteril  セーフステリル 2026.2.25


電気を熱源とする脱炭素対応型システム

Safesteril(セーフステリル)の殺菌装置には、電気式加熱装置Spirajoule(スピラジュール)が使用されています。Spirajoule(スピラジュール)は火気を用いず、熱源は100%電気です。
燃焼を行わないため、運転中にガス燃焼によるCO₂は発生しません。さらに、再生可能エネルギー由来の電力を使用することで、殺菌工程におけるCO₂排出をより低く抑えることができます。
脱炭素が求められる現在、熱源を電気とする方式は、CO₂排出を抑えた運転が可能な加熱方式です。


spirajoule スピラジュール 電気式加熱装置  2026.2.25


適用対象(乾燥食品原料)

Safesteril(セーフステリル)は、乾燥食品原料の殺菌に適した連続式装置です。
対象となるのは、スパイス、ハーブ、穀物、粉体原料、ナッツ類など、安全性と品質の両方が重要な乾燥食品原料です。これらの原料では、微生物管理が求められる一方で、香りや色、成分、物性といった特性を損なわないことも重要になります。
Safesteril(セーフステリル)は、安全性を高め、原料の品質を守るための殺菌装置です。処理能力やライン構成は、生産量や既存設備に応じて決定します。

原料 スパイス Safestril セーフステリル 2026.2.25


Safesteril (セーフステリル)と一般的な殺菌装置の違い

Safesteril(セーフステリル)一般的な殺菌装置
連続式で安定した運転が可能バッチ式が多く、ロットごとに条件が変わりやすい
毎日同じ条件で処理できる条件のばらつきが生じやすい
安全性と品質の両立を重視安全性優先で品質に影響が出る場合がある
温度や処理状況を記録できる記録機能が限定的な場合がある
電気を熱源とし、燃焼を伴わないガス燃焼を用いる方式が多い
乾燥食品原料に特化幅広い用途向けで最適化されていない場合がある

よくあるご質問(FAQ)

Q1. Safesteril(セーフステリル)はどのような装置ですか。
A1. Safesteril(セーフステリル)は、乾燥食品原料の連続式殺菌装置です。毎日安定した運転ができ、安全で品質の良い製品を生産できます。

Q2. どのような原料に適していますか。
A2. 乾燥スパイス、ハーブ、穀物、粉体食品原料、ナッツ類など、微生物管理と品質保持が同時に求められる乾燥原料に適しています。用途や物性に応じて適用可否を検討します。

Q3. 「微生物をゼロにできる」装置ですか。
A3. 微生物を「ゼロ」にすることを保証する装置ではありません。原料の特性や求められる基準に応じて、微生物リスクを適切に低減・管理するための装置を提供いたします。

Q4. 監査対応に強い理由は何ですか。
A4. 温度や処理状況を記録できるため、どのような条件・状況で殺菌が行われたかを確認できます。監査対応だけでなく、日常の管理や問題発生時の確認にも役立ちます。

Q5. 既存ラインへの組み込みは可能ですか。
A5. 可能です。投入や搬送、冷却、包装など、前後の工程に合わせて設計します。生産量や設置スペースに応じた装置を提案いたします。

まとめ

Safesteril(セーフステリル)は、乾燥食品原料の殺菌を安定して日々続けることができる連続式システムです。
乾燥食品原料は、微生物管理が必要である一方、香りや色、成分、物性といった品質を損なうことができない原料です。重要なのは、一度だけ良い結果を出すことではなく、毎日の生産で同じ品質を保ち続けることです。
Safesteril(セーフステリル)は、処理のムラを抑え、一定の品質を保ちます。また、温度や運転状況を記録できるため、どのような条件で処理が行われたかを確認できます。これは監査対応だけでなく、日常の管理や、万が一問題が発生した際の確認にも役立ちます。
設備投資において重要なのは、単なる処理能力ではなく、安定して運用を続けられることです。Safesteril(セーフステリル)は、乾燥食品原料の殺菌を安定して行える連続式システムです。

Safestril(セーフステリル )パンフレット


Safesteril(セーフステリル)SFT450 動画


お問合せ

下記フォームにてお問い合わせを受け付けておリます。
今フォームを受付後、弊社より2日以内の返信を心掛けております。
下記連絡先でもお問い合わせ受け付けております。
TEL:092-411-1203
E-Mail:info@kenmori.com

    殺菌装置については下記内容に基づき相談させて頂いております。
    ・原料の種類(ハーブ、スパイス、種子、穀物など)
    ・投入前含水率
    ・粒度(粉末、粗砕、全粒など)
    ・期待される投入処理能力(最大1.6ton/時間)
    ・初期汚染(サルモネラ、コリフォーム菌、一般生菌数〔TPC〕など)
    ・到達希望する最終汚染レベル