黒ゴムベルトコンベヤ蛇行防止用自動調芯について / ベルトコンベヤ -24

■ 自動調芯とは
機長の長い黒ゴムベルトコンベヤではコンベヤベルト蛇行防止のため通常自動調芯ローラーを取り付けます。この自動調芯ローラーはとは自動的に蛇行を防ぐローラー式の装置です。キャリア(搬送側)、リターン(戻り側)にそれぞれの規格の製品があります。
JIS規格品のキャリヤ、リターンローラー取り付けのベルトコンベヤでは必ずこの自動調芯ローラーを取り付けますが、JIS規格品以外の吊り下げ式ローラーあるいはリンバローラー等でのベルトコンベヤ構造では必ずしも取り付けません。JIS規格品のローラー取り付け構造のベルトコンベヤは蛇行しやすいとも言えます。

■ キャリヤ側自動調芯について
3つのキャリヤローラーをセンター1本のピンで支えてあります。ベルトが片寄り蛇行すると、横についているサイドローラーへコンベアベルトが当たります。そうすると、1本のピンで支えられている3本のローラー全体がその当たったサイドローラーの方へ旋回します。その旋回した抵抗の力でコンベアベルトを中心へ復帰させようとします。これらの動作によりベルトの蛇行が自動で修正されます。
この自動調芯キャリヤの取付位置はヘッド、テールプーリーより約5Mの位置、
そして残りは約10Mおきに取り付けます。

参考サイト JRC  https://www.jrcnet.co.jp/products/idler/1408


下記写真のベルコンベヤのキャリヤ側は吊り下げ式ローラー構造のため、自動調芯キャリヤローラーは取り付けていません。

ハンガー吊り下げ式キャリヤローラー 黒ゴムベルトコンベヤ 2018.2.13

 

 

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