■ 各種コンベヤ

 

コンベヤ、搬送機械機器の種類は多種多様です。お客様のご要望に合わせ、コンベヤ種類、機種の選定、設計から行ないます。製作、設置そしてメンテナンスまでお任せ下さい。

 

■ ベルトコンベヤ

 

ベルトコンベヤは、コンベヤの中でも最も有名で皆様もよくご存知だと思います。
その名の通りベルトに搬送物を載せ、そのベルトを進行させる事により搬送物を運搬する装置です。他のコンベヤと比較すると最も安定していてメンテナンス作業も少なくて済むコンベヤといえるでしょう。但し、ベルトコンベアでもコンベヤベルトの種類によっては高価でメンテナンス管理が大切な場合もあります。それは殆どが特殊な搬送物又特殊な環境で使用する場合であり、通常の使用環境では最も安価で利用しやすいコンベヤといえるでしょう。実際にコンベヤといえばベルトコンベアという代名詞がつくほどたくさんの台数が使用されています。

 


top markゴムベルトコンベヤ

屋外で黒ゴムベルトコンベヤを見かける機会が多いと思われます。これは通常「土砂コン」と呼ばれている既製品のパイプフレーム、黒ゴムベルトを使用しているベルトコンベヤです。もちろん工場内でも数多く設置されています。
一般にゴムベルトは樹脂ベルトと比較すると厚みが厚く頑丈です。ゴムベルトのコンベヤは搬送物の重量が重くそして搬送量が多い場合に使用されます。ゴムベルトのコンベヤは樹脂ベルトと比較するとトラス、ストリンガーフレームで製作され頑丈です。

ベルトコンベヤ 2ベルトコンベヤ 3ベルトコンベヤ 4
 ベルトコンベヤ 5 ベルトコンベヤ 6ベルトコンベヤ 7

 

top mark樹脂ベルトコンベヤ

工場内に設置させたコンベヤでは樹脂ベルトが使用されたコンベヤをよく見かけます。
樹脂ベルトのコンベヤはゴムベルトコンベヤと比較すると搬送物が軽量でありそして少量の搬送量の場合に使用されます。樹脂ベルトを使用したコンベヤのフレーム構造はゴムベルトコンベヤと比較すると頑丈にする必要がありません。既製品の樹脂ベルトコンベアはアルミフレームの軽量フレームが殆どです。但し、食品工場等で水洗いする場合にはステンレスフレームで水洗い可能な樹脂ベルトを使用します。
樹脂ベルトは搬送面を船底形には一般的にはできません。船底形では大量の搬送が出来、ゴムベルトでは一般的です。但し、樹脂ベルトでも材質が塩ビで通称ツートンと呼ばれるベルト等でも船底形搬送が可能なベルトもあります。

樹脂ベルトコンベヤ 1樹脂ベルトコンベヤ 2
樹脂ベルトコンベヤ 3樹脂ベルトコンベヤ 4

 

top markモジュラーベルトコンベヤ

モジュラーベルトは型取りしたプラスチックを組み立てて形作られています。強度を増すために、レンガ積みのパターンで組立られています。そのため自由に組立が可能なため、あらゆる幅そして長さが選択できるようになっています。そして、ベルトにはフライト(黒ゴムあるいは樹脂コンベヤベルトでは桟と呼ぶ。)やサイドガードも取り付けることができます。そのため横から搬送物がこぼれることもなく、傾斜搬送も可能です。
モジュラーベルトのそのプラスチックの材質に種類があり、高温対応あるいは耐薬品用のベルトもあります。

モジュラーベルトコンベヤ 1モジュラーベルトコンベヤ 2

 

top markネットベルトコンベヤ

ネット金網ワイヤーベルトの材質はスチール(鉄)とステンレスの2種類があります。このベルトはスチールベルト同様特殊な環境で使用されることが多く、ステンレス製のベルトも多く使用されます。
高温、低温雰囲気での使用や選別工程、360°スパイラルコンベヤのベルトとしても採用されます。

金網ネットベルトコンベヤ 1金網ネットベルトコンベヤ 2

 

ベルトコンベヤについて -1

 

■ スクリューコンベヤ


スクリューコンベアとはトラフあるいはパイプの中に軸を通し、羽根をその軸に螺旋状に取り付け、軸を回転させることにより、処理物を運搬するコンベアのことです。一般に密閉式のため、処理物が外に出る等散逸することがありません。付着性が強い物の搬送には向かなく、羽根に物が付着すると運ばなくなります。又、羽根とトラフの隙間に搬送物が噛み込み搬送物が壊れるあるいはコンベアが停止する場合があります。硬い物の搬送は、羽根、トラフの磨耗が激しくなります。しかし、密封性があり、搬送と同時に他の用途(攪拌等)も可能です。
搬送物、仕様用途、使用環境を考慮の上スクリュウコンベアを選定します。羽根の取り付けピッチを小さく取りフィーダーとしてもよく使用されます。

 

 スクリュウコンベヤ 1スクリュウコンベヤ 2スクリュウコンベヤ 3
スクリュウコンベヤ 4スクリュウコンベヤ 5

 

スクリューコンベヤとは -1

 

■ チェーンコンベヤ

 

文字通りチェーンを使用したコンベアです。多種多様の用途に使用され、コンベヤの中でも種類が多いコンベヤです。温度、密封性、カーブ、耐久性、重量搬送、設置環境等の理由によりベルトコンベヤでは対応不可能な場合にはチェーンコンベアが採用されている事が多々あります。チェーンコンベアで代表的な製品に、バケット、フライト、エプロン、スラット、パイプ等があります。
チェーンコンベアの構造は、通常 チェーンのアタッチメントに様々な物を搬送させるための平板、バケツ他を取り付けます。
ヘッド(先頭)とテール(先頭と反対側)にチェーン用のホイル、スプロケットを取り付けそれにチェーンを噛み合わせ、ホイル、スプロケットを回転させることによりチェーンが進み搬送物を運びます。スムーズに搬送させるためにチェーンのローラー用のレールを取り付けます。それによりチェーンがレールに沿って走るため左右にずれる事なく搬送ができ、レール上をチェーンが移動することで駆動モーターの負担を減らすことができます。但し、コンベヤの種類によってはレールは取り付けません。

チェーンエプロンコンベヤ 1チェーンエプロンコンベヤ 2

 

チェーンコンベヤとは -1

 

■ 振動コンベヤ

 

振動コンベヤとは文字通り振動にて物を搬送する装置です。振動方向を垂直ではなく、進行方向に向ける事により処理物を進行させます。他のコンベアにはない特徴を有し、故障が少なく導入後のメンテナンスが簡単です。但し、製品の金額は他のコンベアと比較すると若干割高です。

振動コンベヤ 1振動コンベヤ 2振動コンベヤ 3

 

振動コンベヤとは / 振動コンベヤの特徴