― 脱炭素時代の新基準「Safesteril(セーフステリル)」―

運転中機内 2種類 Safestirl セーフステリル 2026.3.3


乾燥原料でも、微生物リスクはゼロではありません

乾燥スパイスやハーブ、穀物、粉体原料、ナッツ類は、水分が少ないため安全だと誤解されることがあります。しかし実際には、サルモネラなどの微生物が生存している可能性があり、外観から安全性を判断することはできません。
そのため、殺菌工程は不可欠です。特に海外市場や厳しい安全基準を求められる取引においては、安全管理は企業の信頼そのものに直結します。しかし、ここで一つの課題が生まれます。

食品原料 3種類 Safestirl セーフステリル 2026.3.3


温度を上げれば解決する問題ではありません

スパイスの香り成分やハーブの精油、ナッツの自然な甘みや食感は、熱に弱い性質を持っています。過度な加熱は、これらの特長を損ない、最終製品の価値に影響を及ぼす可能性があります。そのため、安全性を確保しながら品質を守ることが、この殺菌工程において常に求められます。

スパイス 2種類 safestril セーフステリル 2026.3.3


安全と品質を両立させる仕組み

この課題を同時に解決するために開発されたのが、フランスETIA社の連続式蒸気殺菌システム Safesteril(セーフステリル)です。
Safesterilは、蒸気を原料全体に行き渡らせて殺菌します。必要な時間だけ加熱し、それ以上は加熱しません。そのため、安全性を確保しながら、香りや風味への影響をできるだけ小さくします。
単なる加熱装置ではなく、安全性と品質を同じ工程の中で両立できることが、この装置の特長です。

safestril セーフステリル 装置2種類 2026.3.3


連続式である理由

Safesteril(セーフステリル)は連続式システムです。原料が流れながら処理されるため、蒸気による加熱の状態に大きな差が生じません。その結果、原料の状態が多少変わっても、処理後の品質は安定しています。
連続式は、生産性の向上だけでなく、処理結果のばらつきを抑え、品質を安定させるための仕組みです。



フロー図 safestril セーフステリル 食品殺菌乾燥 2026.2.23



処理データを記録し、確認できる仕組み

Safesteril(セーフステリル)では、温度や処理時間をはじめとする処理データを記録できます。いつ、どのような設定で処理されたかを即座に確認することが可能です。
食品安全基準が厳しくなる中で、工程を適切に管理し、その内容を明確に説明できる体制は重要です。監査対応や取引先への説明においても、安心して提示できます。

操作パネル Safesteril セーフステリル 2026.2.25


殺菌後の品質を守る冷却工程

殺菌直後に高温状態が続くと、香りや色に影響が出るだけでなく、再汚染のリスクも高まります。殺菌後の温度管理が不十分であれば、品質は十分に保てません。
殺菌後の工程には急速冷却ユニットUPX 組み込まれており、殺菌直後に温度を下げることで品質変化を抑えます。殺菌は、冷却までを含めて一つの工程として設計されています。

UPX 急速冷却ユニット Safesteril セーフステリル 2026.2.2


脱炭素への対応

Safesterilは、火気を使用しない電気加熱方式による蒸気殺菌システムです。化石燃料に依存しない加熱により、CO₂排出削減に貢献します。

spirajoule スピラジュール 電気式加熱装置 2026.2.25


Safesteril (セーフステリル)連続式蒸気殺菌システム 概要

項目内容導入効果
処理方式連続式蒸気殺菌処理結果のばらつきを抑制
加熱方式火気を使用しない電気加熱CO₂排出削減
加熱特性蒸気による均一加熱原料内部まで確実な殺菌
冷却工程急速冷却ユニット「UPX Rapid Cooling Unit」一体化品質変化および再汚染リスクの低減
データ管理処理データの記録・確認監査および説明責任



装置羽根写真 Safesteril セーフステリル 2026.2.25


よくあるご質問

Q1. 乾燥原料でも殺菌は必要ですか?
A1. 乾燥スパイスやハーブ、穀物、粉体原料、ナッツ類は水分が少ないため安全と誤解されることがありますが、サルモネラなどの微生物が生存している可能性は否定できません。外観から安全性を判断することはできず、輸出や厳格な品質基準を求められる取引では殺菌工程が不可欠となります。

Q2. 品質は維持できますか?
A2. 蒸気殺菌は過度な加熱を行えば香りや色、風味に影響を与える可能性があります。Safesteril(セーフステリル)は連続式で処理を行うため、原料が受ける熱の状態に大きな差が生じません。また、殺菌後には急速冷却ユニット UPX が組み込まれており、殺菌直後に温度を下げることで品質変化を抑えます。

Q3. 連続式にするメリットは何ですか?
A3. 連続式では、原料が止まらずに流れながら処理されます。そのため、蒸気による加熱の状態が大きく変わりません。原料の状態が多少変わっても、殺菌の仕上がりに大きな差が出にくくなります。

Q4. 監査やトレーサビリティへの対応は可能ですか?
A4. Safesterilでは、処理データを記録できます。記録されたデータは、監査や取引先への説明にそのまま使用できます。

Q5. 脱炭素への対応は可能ですか?
A5. Safesterilは火気を使用しない電気加熱方式による蒸気殺菌システムです。化石燃料に依存しない加熱により、CO₂排出削減に貢献します。食品安全と環境配慮を同時に実現できます。

粉体3種類 safestril セーフステリル 2026.3.3


まとめ

乾燥した食品原料であっても、微生物のリスクはゼロではありません。しかし、強く加熱すれば香りや風味に影響が出ます。
Safesteril(セーフステリル)は、蒸気で確実に殺菌しながら、過度な加熱を避ける連続式の蒸気殺菌システムです。さらに、殺菌後すぐに温度を下げることで、品質への影響を抑えます。
処理データを記録できるため、監査や取引先への説明にも対応できます。火気を使わない電気加熱方式により、脱炭素にも配慮しています。
Safesteril(セーフステリル)は、食品原料の安全性と品質を同時に守る連続式蒸気殺菌システムです。

Safestril(セーフステリル)パンフレット


Safesteril(セーフステリル)SFT450 動画


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下記連絡先でもお問い合わせ受け付けております。
TEL:092-411-1203
E-Mail:info@kenmori.com

    殺菌装置については下記内容に基づき相談させて頂いております。
    ・原料の種類(ハーブ、スパイス、種子、穀物など)
    ・投入前含水率
    ・粒度(粉末、粗砕、全粒など)
    ・期待される投入処理能力(最大1.6ton/時間)
    ・初期汚染(サルモネラ、コリフォーム菌、一般生菌数〔TPC〕など)
    ・到達希望する最終汚染レベル