連続式・電気加熱スクリュー殺菌ユニット

微生物制御・品質保持・脱炭素を同時に実現する次世代連続殺菌プラットフォーム

装置羽根写真 Safesteril セーフステリル 2026.2.25


世界市場が求める殺菌基準の変化

食品原料やスパイス、植物由来素材、機能性パウダー、飼料原料の分野では、サルモネラ対策や一般生菌管理はもはや最低条件となっています。輸出規制の強化、監査基準の高度化、トレーサビリティの厳格化により、殺菌工程は単なる品質管理の一工程ではなく、事業継続性とブランド価値を左右する基幹プロセスへと変化しています。
同時に、エネルギー価格の高騰とカーボンニュートラル政策の加速により、従来型の燃焼式殺菌設備は見直しの対象となりつつあります。微生物リスクを確実に抑制しながら、エネルギー効率を高め、CO₂排出を削減することが求められています。
Spirajoule(スピラジュール)の電気での直接伝熱技術と Safesteril (セーフステリル)の連続殺菌思想を融合させた本システムは、この新しい要求水準に応えるために設計されています。

技術原理 ― 直接加熱スクリューによる均一殺菌

Spirajoule (スピラジュール)の最大の特徴は、加熱されたスクリュー自体が熱源となる点にあります。原料は密閉空間内で連続搬送されながら、直接熱伝導により加熱されます。この構造により、蒸気拡散に依存する従来方式で発生しやすい温度ムラを抑制し、均一かつ再現性の高い殺菌処理を実現します。
温度、滞留時間、内部湿度はデジタル制御され、材料特性に合わせた最適条件を設定できます。これにより、サルモネラ、大腸菌群、一般生菌などの微生物低減を確実に実施しながら、製品品質への過度な熱負荷を回避します。
連続式構造であるため、原料投入から排出までが一貫制御され、処理条件は常に記録・再現可能です。監査対応や品質保証体制の高度化にも寄与します。

spirajoule スピラジュール 電気式加熱装置 2026.2.25


品質保持と機能性維持

バッチ式殺菌では、装填、加熱、冷却、排出の工程が分断され、生産効率に制限があります。連続式スクリュー構造により、処理は途切れることなく実行され、生産ラインとの統合が容易になります。
処理能力はモジュール設計により拡張可能であり、将来的な増産計画にも柔軟に対応できます。装置のコンパクト性により設置スペースも最適化され、既存設備とのレイアウト調整も現実的です。

電気加熱による脱炭素戦略との整合

燃焼式蒸気設備では、化石燃料使用に伴うCO₂排出が避けられません。本システムは電気加熱方式を採用することで、エネルギー源の選択肢を広げます。再生可能エネルギーと組み合わせることで、実質的な脱炭素運転も可能です。
エネルギー効率の高さはランニングコストの削減にも直結します。環境配慮と経済合理性を同時に達成できる点が、次世代設備として評価される理由です。

Safesteril セーフステリルフロー図 2026.2.25

技術比較

項目Spirajoule for Safesteril従来蒸気バッチ方式流動層方式
処理方式連続式直接伝導バッチ式半連続
温度均一性非常に高い蒸気拡散依存材料依存
再現性高い条件変動ありばらつきあり
品質保持優れる過加熱リスク乾燥劣化
CO₂排出低減可能
設備規模コンパクト大型大型


グローバル監査とトレーサビリティ対応

HACCP、各国食品安全基準、輸出規制に対応するためには、処理条件の明確化と再現性が不可欠です。本システムは温度履歴、滞留時間、処理条件をデータとして管理可能であり、監査時の説明責任を支えます。再現性の高い連続処理は、品質保証体制の高度化にも直結します。

フロー図 safestril セーフステリル 食品殺菌乾燥 2026.2.23


よくあるご質問

Q1. 電気加熱で大規模処理は可能ですか
A1. 生産規模に応じた設計が行えます。複数台設置での対応も可能です。

Q2. 微生物低減の確実性はどの程度ですか
A2. 温度と滞留時間を精密制御することで、安定した微生物低減を実現します。

Q3. 品質劣化のリスクはありますか
A3. 短時間かつ均一な熱伝導により、加熱ムラが起きにくいです。

Q4. 脱炭素へ貢献できますか
A4. 電気加熱方式により、燃焼式設備と比較してCO₂排出削減が可能です。

Q5. 導入前検証は可能ですか
A5. 原料特性に応じたパイロット試験を通じて、導入前に性能確認が可能です。

まとめ ― 殺菌工程の再定義

Spirajoule(スピラジュール)は、微生物制御の確実性、品質保持、連続生産性、エネルギー効率、脱炭素対応を統合した殺菌プラットフォームです。
これからの殺菌設備は、単に安全基準を満たすだけでは十分ではありません。再現性、環境適合性、経済合理性を兼ね備え、将来の規制強化にも耐え得る構造であることが求められます。
Spirajoule(スピラジュール)は、その基準を引き上げます。次世代の連続殺菌工程への転換を、Spirajoule(スピラジュール)を選択することから始めて下さい。

伝熱スクリュー Spirajoule(スピラジュール)カタログ

熱分解装置 Spirajouleは 電気式です。火気、石油燃料を一切使用しないため、地球温暖化ガスが発生しない脱炭素装置です。しかも連続式です。
熱分解は 無酸素状態の密閉された Spirajoule 熱分解装置内のスクリューで行われます。スクリューへ電流を通しそのジュール熱で投入された原料を加熱し熱分解を行なっています。そのスクリューが回転することで原料を熱分解を行ないながら搬送しています。
熱分解の温度はジュール熱の大きさで調整し、原料の滞留時間はスクリューの回転数調整により行ないます。その調整はいずれも制御盤のタッチパネルで簡単にできます。熱分解で最も重要な温度と滞留時間の調整は電気式のため簡単に行なえるとも言えます。火気、石油燃料を使用する装置と比較しても非常に安全で衛生面で優れています。又、処理はバッチ式ではなく連続式ですので人を張り付ける必要がありません。