ホッパ(ホッパー)のトラブルの解決方法 / ホッパ(ホッパー)-6

■ ホッパ(ホッパー)のトラブルの解決方法

前回のトラブル内容についての解決方法です。

ホッパのトラブルの解決に様々な方法が取られます。ホッパの詰まりの現象に対してそれに応じた対応を取る必要があります。トラブルが起きないようにホッパ製作する際に、投入物の性質をよく把握しそれにあったホッパを作ります。トラブルが起きないように作ったホッパでもトラブルは起きることがあります。

1. 滑りの良い内張りを取り付ける。
高分子ポリエチレン樹脂板がすべりの良い板といえるでしょう。処理物が水分を含んでいる等、ホッパ事体の錆を防ぐこともかねて
取り付ける事もあります。これだけで効果がない場合は、次に述べる振動モーターも一緒に取り付ける事もあります。

2. 振動モーター(バイブレータ)を取り付ける。
振動モーター(バイブレーター)をホッパの壁の外側に取り付け、壁を振動させて物の流れを良くする方法です。ホッパの詰まりの現象の際は最も行う方法ではないでしょうか。又、壁の外側ではなく壁の内側に板を取り付け、それに振動モーターを取り付けることもあります。
振動モーターを取り付ける場合、アングル等使用しますが溶接の方法には独自の方法があり
それを把握した上で取り付けます。それを誤ると外れる場合があります。
ホッパが小さい場合、エアー式のボールバイブレーターも使用されます。最も一般的な方法と思いますが、ブリッジにはあまり効果がないと言われています。

3. ノッカーを取り付ける。
上記 2 のような壁に振動を与えるのでなく、ホッパの壁を叩く方法です。電気式とエアー式があり一定間隔の時間で壁を打撃します。打撃時間間隔は通常自由に設定できます。
但し、取付方法は注意が必要で製造メーカーの指示に従います。

4. ホッパ内にエアーを入れる。
ホッパが多いければ大きいほど、大きな力の圧縮空気をホッパの内部に一度に入れます。破壊力のある空気の力で、詰まり現象を一気に解消します。タンクつきの装置もあり、一度に大量のエアーを入れることができます。

5. ホッパ内に回転羽根をつける。
ホッパ内を羽根でかき混ぜ、詰まらないようにします。羽根も色々な形状があり、スクリュー状の羽根もあります。1ケ所だけでなく、何ケ所もつける場合もあります。

6. スクレーパーを取り付ける。
ホッパ壁付近を掻き落とし板が360°周り、詰まらないようにする方法です。掻き落とし板は回転するため、円錐状のホッパしか使用できません。

7. ホッパの構造自体を改良する。
1)四角錘状を円錐状に変更する。
2)排出口を大きく取る。
3)壁の角度を小さくする。

 


ホッパ(ホッパー)のトラブル / ホッパ(ホッパー)-5

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