蛇行しにくいキャリヤローラーについて / ベルトコンベヤ -18
コンベヤベルトが蛇行しにくいキャリヤ(キャリア)ローラーについて
ベルトコンベアで起きてはいけない現象はコンベヤベルトの蛇行です。蛇行とは文字通りコンベヤベルトが進行する際、進む方向に向かって左右にずれる事です。片寄りです。この蛇行によりベルトがフレームに当たる、コンベヤベルトの中心に搬送物が載らないあるいは排出する際こぼれる等のトラブルが起きます。
黒ゴムベルトコンベヤでは、この蛇行を解決する方法としてキャリヤローラーの選定による方法があります。
1)傾斜搬送ではない水平搬送の場合。
前傾形キャリアローラーを使用する。
3点キャリヤローラのうち両端2本のローラの取り付け位置が進行方向の若干傾いています。このローラーは水平搬送時のみ有効です。
2)傾斜搬送の場合
吊り下げ式キャリヤローラーを使用する。
別名ガーランドあるいはハンガー式キャリヤローラーと呼ばれます。一般的に使用されるJIS規格キャリヤローラーは、そのスタンドとの組み付けはそれぞれのローラーが別々に組み込まれています。
吊り下げ式キャリアローラーはローラー同士が連結されており、そのスタンドには両端のみが固定されております。それにより、コンベヤベルトが左右に動いてもその動きにローラーが追随し、コンベヤベルトは真ん中に戻ろうとします。それによりコンベヤベルトは蛇行しにくくなります。
下記はハンガー式キャリヤローラーの写真です。
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