プーリーの駆動について / ベルトコンベヤ -15
ベルトコンベヤはコンベヤベルトを巻きつけたプーリー(ローラー)を回転させることによりコンベヤを進行させ物を搬送、運搬します。そのプーリー(ローラー)に動力を与えて回転させる駆動の方法には大きく2つあります。
1. モータープーリー(ローラー)
プーリー(ローラー)内にモーター、電動機が入っており、電源を入れるだけで回転しコンベヤベルトを進行させる。
メーカー既製品の黒ゴムベルトコンベヤはモータープーリー駆動のコンベヤです。しかし、モータープーリーには、ローラーの外径に種類が少なく大きな外径のものがありません。そのため、コンベヤベルトの強力は160N/mmまででコンベヤベルトの厚みが厚く強力が大きなベルトは使用されていません。
他に、ローラーをいくつも並べ、ローラーが回転することにより搬送物を運ぶローラーコンベヤでも今モーターローラーは使用されます。但し、ベルトコンベヤで使用されるモーターローラーはローラーコンベヤで使用されるローラーと比較すると外径と回転力が大きいです。
回転速度は一定で、速度変更はインバータを使用します。
2. モーター、電動機
1)ローラーチェーンあるいはVべルト
モーターとプーリー(ローラー)が別個に取り付いており、ローラーチェーンあるいはVべルトを連結し回転させコンベヤベルトを進行させる。
モーターとプーリー(ローラー)それぞれにスプロケットホイル、Vプーリーを取り付け、ローラーチェーン及びVベルトを連結させ、モーターが回転することによりプーリー(ローラー)が回転します。プーリーが回転することによりコンベヤベルトが進行に物を搬送します。
回転速度の変更は、スプロケットホイル、Vプーリーの外径の大きさの比を変更することによりできます。又、インバータ使用でも可能です。
2)中空軸モーター
プーリー(ローラー)の軸に中空軸のモーターを取り付け、モーターが回転することによりプーリーが回転しコンベヤベルトが進行する。
回転速度は一定で、速度変更はインバータを使用します。
下記は、中空軸モーター駆動のラフトップ樹脂ベルトコンベヤの写真です。
下記は、上記中空軸モーター使用のラフトップ樹脂ベルトコンベヤの動画です。
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