搬送傾斜角度によるコンベヤベルトの種類について / ベルトコンベヤ -9
バラ物搬送の場合のコンベヤベルトの種類についてです。
 搬送時の傾斜角度によりコンベヤベルトの種類が異なります。
 下記の通り大きく分けて4種類があり、いずれも船底形搬送でのゴムコンベヤベルトです。あくまでも大まかな角度を指しており搬送物、搬送量等により異なります。
 1.平ベルト           約0~18°
 2.桟付(V桟、中寄)ベルト   約18~22°
 3.ヒレ付(クライマー)ベルト  約22~45°
 4.フレックスベルト       約45~90°
1.平ベルト:約0~18°
 このベルトはベルトには何も加工せず表面が平らのままです。
2.桟付(V桟、中寄)ベルト:約18~22°
 ベルト上面にV状の桟(突起物)を取り付けその桟に物引っ掛け運搬する。
3.ヒレ付(クライマー)ベルト: 約22~45°
 ベルト上面に三角状のヒレを取り付けそれに引っ掛け搬送物を運搬する。
4.フレックスベルト:約45~90°
 フレックスベルトは進行方向向かって横方向に桟(横桟)が取り付いています。その上、左右にも波状の桟(波桟)が付いています。これらの桟に囲まれた空間に搬送物が入り運搬されます。
 搬送角度により横桟の形状が異なります。特に垂直搬送の場合は横桟の上部分が進行方向へ向かって折り曲がっています。
ご参考にベルトメーカーのカタログは下記です。
 株式会社ブリヂストン
 バンドー化学株式会社
 横浜ゴム株式会社
 
 下記写真は桟付(V桟、中寄)ベルトです。
 ベルトコンベヤのページは下記です。
 https://kenki-corporation.jp/products/conveyor/
乾燥機 KENKI DRYER: https://kenkidryer.jp
 熱分解装置 Biogreen: https://biogreen-jp.com



