バケットコンベヤの種類及びバケットエレベータについて

■ バケットコンベヤの種類
バケットコンベヤには下記3種類があります。
1.垂直搬送のみ:バケットエレベータと呼ばれています。

2.傾斜搬送のみ
3.水平搬送+垂直搬送(傾斜搬送)+水平搬送:ピポテッドコンベヤとも呼ばれます。

■ バケットエレベータについて
垂直搬送のみのバケットコンベヤは通常バケットエレベータと呼ばれています。
構造としてチェーン式の場合は、ヘッド部(上部)のコンベアホイルとテール部(下部)のコンベアホイルにアタッチメントつきのコンベアチェーンを引っ掛けそのチェーンのアタッチにバケット(バケツ)を取り付けます。
コンベヤベルト式の場合はヘッド(上部)とテール(下部)にプーリー(ローラー)を配置しそれらの外周にベルトを取り付けます。バケット(バケツ)はコンベヤベルトへ穴を明け専用ボルトでベルトへ直接取り付けます。
そのバケツの大きさ、形状またチェーン、ベルトの速度により搬送量が決まります。
テール部(下部)の投入口より搬送物をバケットの中に取り入れ、そしてヘッド部(上部)の排出口でバケットより物を排出します。バケット1つ1つに入る量は、バケット大きさ容量の40~60%程度です。投入口に入ってくる物を100%バケツに投入するのは困難で、排出側でも100%排出することは難しいのが現状です。

■ バケットエレベータの排出方法
搬送物等によって排出方法が異なります。それに伴いバケットの大きさ形状も異なります。

1)遠心排出方法
バケツの取り付け位置の間隔が広く、搬送速度が速い。ヘッド部(上部)のコンベヤホイルあるいはヘッドプーリーが回転する際、遠心力で物を放出します。搬送物が破砕しやすい。ベルト式の場合この方法が多く採用されています。

2)誘導排出方法
バケツを連続的に取り付け、搬送速度が遅い。ヘッド部で排出された搬送物は前のバケットの背面をシュートとして
滑り落ち排出されます。チェーン式は多く採用されています。

3)完全排出方法
ヘッド部のコンベヤホイルの下に もう一つ小さなホイルを取り付け、チェーンをそのホイルの下側に回りこませバケットが完全に下向きになるようにして排出します。搬送速度は遅く、付着性のある排出しにくい搬送物に採用します。チェーン式で行われます。


下記は誘導排出形垂直搬送バケットエレベータの写真です。

バケットエレベータ 01

 

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