キャリヤ(キャリア)ローラーとは / ベルトコンベヤ -16
キャリヤ(キャリア)ローラーとは
ベルトコンベアで物を運搬する側をキャリヤ(キャリア)側といいます。ベルトコンベヤ本体を真横から見るとコンベヤベルトは横方向に長い楕円に近い形で両端プーリー(ローラー)に巻きついています。その物を搬送する上側をキャリヤ(キャリア)側といいます。そのキャリヤ側のコンベヤベルトを支えるローラーをキャリヤ(キャリア)ローラーといいます。
黒ゴムベルトコンベヤで頑丈で大量搬送を求めると、既製品ではなく受注生産品のコンベヤを利用します。大量搬送の場合は、コンベアベルト平形ではなく船底形(\_/)を形作り搬送させます。搬送側つまりキャリヤ側でコンベヤベルトの船底形をつくります。
そもそもローラーには大きく2種類があり、コンベヤベルトの搬送面を支えるローラーをキャリヤ(キャリア)ローラーと呼び、コンベアベルトの戻り側を支えるローラーをリターンローラーと呼びます。搬送側つまりキャリヤ側でコンベアベルトの船底形をつくりますが、その船底形を作るのに3本のローラーの場合と2本のローラー場合の2種類があります。このローラーを専用のスタンドにはめ込み、ローラーとスタンドの1体で、コンベアベルトを支えます。3本のローラーの場合を「3点キャリヤ」そして2本のローラーの場合を「2点キャリヤ」と呼んでいます。コンベヤ本体の受注生産品で多いのが「3点キャリヤ」そして既製品で多いのが「2点キャリヤ」といえます。
この「キャリヤローラー」と「リターンローラー」にはJIS規格(日本工業規格)で決まった寸法のローラーがあります。受注生産品の船底形のベルトコンベヤはこれを殆ど使用します。但し、既製品のベルトコンベアのローラーはJIS規格品ではなく、その製造メーカーの独自の仕様品が使われており、JIS規格品と比較するとローラー径は小さくなっています。
それはなくべく安価で抑えるためだと思われます。やはり長持ちするのはJIS規格品のローラーといえます。
下記は吊り下げ式3点キャリヤローラーの写真です。
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