コンベヤベルトエンドレスについて -1 / ベルトコンベヤ -2

コンベヤベルトのエンドレスについて
コンベヤベルトの両端を接続して初めてベルトコンベアとして搬送物を運搬できます。そのコンベヤベルトの接続をエンドレスと言い、その接続作業をエンドレス作業と言います。
コンベヤベルトを簡単に接続できれば良いのですが、簡単にできる場合とできない場合があります。このエンドレスで簡単に出来るベルトの種類は1種類のみでモジュラープラスチックベルトです。このベルトは誰でも簡単に接続可能です。そのことがモジュラーベルトを他の種類のベルトと比較すると大きな利点と言えます。
モジュラーベルト以外は全て職人、専門技術員の手が必要になります。

写真はモジュラーベルトコンベヤです。

黒ゴムベルトおよび樹脂ベルトのエンドレスについて
この２種類のベルトのエンドレス作業は専門の業者にお願いします。
この接続方法には、プレス機を使用する場合と接着材のみで行う場合の大きく２種類があります。

1.プレス機による熱顆粒接続
プレス機にベルトを挟みかなりの高温で溶かしながら接続します。エンドレス作業した後、即座に試運転、実稼動ができます。接着力も強くはがれにくいのですが、作業時に高価なプレス機が必要となります。又、プレス機を運搬あるいは設置する環境が必要となります。

2.接着材のみによる自然顆粒
接着材のみでベルトを接続する方法です。接着材が乾燥するまで接続後約半日はそのままにしておく必要があり、その乾燥させる間は、試運転もなにもできません。熱顆粒と比較するとどうしてもはがれやすいです。
但し、専門技術員さえいればどんな環境であっても接続が可能ですが、その専門技術員の腕によるところが大きいのも事実です。

下記動画は樹脂ベルトのエンドレス作業の様子です。プレス機により熱顆粒接続を行っております。この接続方法はフィンガージョイント方式と呼ばれています。