ホッパ(ホッパー)の形状とその特徴 / ホッパ(ホッパー)-2

ホッパの形状として大きく分けて下記3種類があります。
1. 投入口が四角形で排出口も四角形 四角錐の形状
2. 投入口が円形で排出口も円形 円錐の形状
3. 投入口が四角形で排出口は円形

1. 投入口が四角形で排出口も四角形 四角錐の形状
3種類の内で最も大量の処理ができます。製作についても最も作りやすい形状です。処理物の投入についても円形と比較するとショベル等の大量の投入も容易です。
磨耗を防ぐあるいは投入物のすべりを良くするための内張りについても形に合わせて切断するだけで張れますので、最も張りやすい形状です。 
但し、欠点としてホッパの壁と壁の接合部分は谷となるため物がたまりやすい点です。それを防ぐ方法として、谷をまたげて平鋼あるいは鋼板を貼り付けます。それらの幅はもちろん広い方が良いのですが、広いほど投入量、貯める量が減ります。

2. 投入口が円形で排出口も円形 円錐の形状
3種類の内で最も物がたまりにくい形状です。但し、投入量は3種類の中で最も少なくなります。1のような谷がないため投入物が滑りやすい形状です。
磨耗を防ぐための内張りには鋼板、樹脂板を張れない事はないのですが、円形あるいは円錐曲げの作業が必要となるため、1のホッパより高価となります。そのため、耐摩耗性のゴム板を張ることもあります。ゴムであれば自由に曲げることができますので簡単に張れます。
大型サイロ、タンクで多い形状です。

3. 投入口が四角形で排出口は円形
角丸とも呼ばれます。投入口が四角形のため口が広く、重機等で投入がしやすく物もたまりにく上記1と2の長所を取り入れた形状と言えます。但し、製作に手間が掛かりますので、他の形状と比較すると高価になりやすいです。
製作方法として、ハンマー叩き、あるいはプレスで押す作業が必要となり、板取りを展開し、板を叩くあるいは押す箇所を決めます。それが何箇所もあり、そこを叩きあるいは押しながら作っていきます。板厚が薄く、小さければ職人がハンマーで叩きながら作っていきますが板厚が厚ければプレス機械が必要です。
磨耗を防ぐための内張りは、上記2の形状より複雑なためゴム板を張ることが多いでしょうか。鋼板、樹脂板も張れない事はないのでしょうが製作に時間とコストがかかります。

 


下記写真はスクリューコンベヤ付きホッパーの写真です。形状は四角錐です。水漏れ検査を行なっています。

スクリューコンベヤ付ホッパー 研機 2018.3.9

 

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